静かな温泉宿4選——一人旅で訪ねたい、心ほどける湯治の場所
最終更新: 2026年6月11日
宿の朝、窓の外が霧だった。温泉の湯気なのか、山から降りてきた靄なのか、それとも両方なのか。そういう朝がある旅が、どうしようもなく好きだ。
このページでは、わたしが実際に一人で訪ねた中から、「観光地化されすぎていない、静かに湯治できる」温泉を 4 つ選んでみました。どれも、目的地ではなく「過ごす場所」としての温泉です。
1. 滋賀・湖西「朽木温泉」——福井から少し足を延ばした静かな場所
福井から琵琶湖へ抜ける鯖街道の途中、滋賀県高島市の山あいに朽木温泉がある。源泉かけ流し、川沿いの小さな宿、人のいない朝湯。「湖西の隠れ里」と呼ばれる、知る人ぞ知る湯治スポット。
初夏の新緑、川のせせらぎ、温泉の硫黄の匂い——三拍子揃ったまま、まだ観光地化されていない。湖西の穴場として、女性一人旅にもおすすめできる場所。
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2. 長野・別所温泉——草津から少し離れて
草津でも野沢でもない。長野・上田の南、信州最古と言われる小さな温泉町が別所温泉だ。国宝・安楽寺の八角三重塔、北向観音の苔むした石畳、150 円で入れる共同浴場。
「何もしない時間」を持つための場所として、信州の中ではここが一番フィットする気がする。鎌倉時代の文化が静かに残る、女性一人旅にちょうどいい温泉町。
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3. 神奈川・箱根湯本——雨の日の温泉
箱根は混雑する、というのは半分しか正しくない。雨の日の箱根湯本は、観光客が一気に減って、登山電車のレールが濡れて光り、湯本の路地が静まる。
有名温泉でも、訪れる時間と天気を選べば、本来の静けさが戻ってくる。一人旅で雨予報が出ていたら、むしろ箱根を選ぶといい。
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4. 石川・加賀山中温泉——古九谷と鶴仙渓
加賀温泉郷の中でも、山代でも片山津でもなく、山中温泉が静か。鶴仙渓の遊歩道、芭蕉が訪れた菊の湯、古九谷の器で食べる朝食。
北陸新幹線の開通でアクセスは格段に良くなったが、観光客の波は山代に集まり、山中はその少し手前で止まる。一人で「ととのう」ためにちょうどいい距離感です。
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4 つに共通すること
「有名すぎない」「人が少ない」「自分のペースで歩ける」——この 3 つが揃った温泉は、いま旅の主役になり得る。
団体ツアーで賑わう温泉地ではなく、地元の人が共同浴場に通い続けているような、生活感のある湯。そういう場所こそ、一人で訪ねる温泉の醍醐味がある。
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Kaoriメモ
温泉宿では、観光の数よりも、湯上がりにぼんやりできる時間を残したい。お気に入りの靴下や薄手の羽織りを持っていくと、知らない宿でも自分の部屋のように落ち着けます。何もしない旅は、きちんと自分を休ませる旅でもあります。
この記事は、Web制作を生業とする運営者が、旅の合間に綴っています。静かな場所の発信や、サイト設計のご相談があれば、お気軽にどうぞ。


